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葛飾北斎万物絵本大全 大英博物館所蔵未発表版下絵

葛飾北斎/〔画〕 Timothy Clark/著 樋口一貴/監訳 長井裕子/訳 村瀬可奈/訳
著作者
葛飾北斎/〔画〕 Timothy Clark/著 樋口一貴/監訳 長井裕子/訳 村瀬可奈/訳
メーカー名/出版社名
朝日新聞出版
出版年月
2022年4月
ISBNコード
978-4-02-258713-8
(4-02-258713-X)
頁数・縦
157P 30cm
分類
芸術/絵画・作品集 /浮世絵・絵巻・日本画
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価格¥3,980

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

今まで発表されることがなかった葛飾北斎の版下絵103点が、ついに日本で出版されます。この版下絵は19世紀後半に国外に流出し、長い間、パリの著名な日本美術収集家の個人コレクションとして保管されていました。版下絵とは、版画にするための「原画」のことです。本来ならば版木に彫られた段階で失われるはずでしたが、何らかの事情で計画が頓挫した結果この103点は残りつづけ、200年の時を越えて、わたしたちの目の前に出現することとなりました。北斎が暮らし活動した江戸は、人口100万人以上を誇る世界的な大都市です。江戸にはいくつもの版元(出版社)が存在し、互いに競争し合い、幅広いジャンルの新刊を流通させて読者の興味を惹いていたのです。同じ頃の西洋では「印象派」の画家が登場しました。ルノワールやモネなどの絵画を購入したのは、主にブルジョワジーという新しく誕生した裕福な市民層でした。一方で、日本は富裕層だけでなく、あらゆる階層の人々が浮世絵などを購入して楽しんでいました。「万物絵本大全」とは、絵入百科事典のことで、今回出版される版下絵103点も、この本のために描かれたものです。北斎よりも前に、すでに絵入百科事典は出版されており、この類の本には「万物絵本大全」というタイトルがつけられました。ただし北斎がやろうとしたのは、先人たちが取り組んだ百科事典を単にリメイクすることではありませんでした。そもそも絵入百科事典が扱う伝統的な主題は、天体現象、地理、人物、衣服、動物、魚、虫、草花など17部門あると言われています。北斎はさらに、「インド(仏教)」と「中国」を主題に選びました。釈迦の同時代人や弟子たちの逸話(26点)、中国文明の祖として崇拝される神話の神々、皇帝、中国の軍事・宗教・文化・伝説上の重要な人物・俗信や習慣など(38点)を付け足しました。鎖国時代の江戸で、北斎はどのようにしてインドや中国に関する図像を描くきっかけとなった典拠を見つけ、発展させたのかは、今のところ特定されていないそうです。 本書の著者、大英博物館の名誉研究員であるティモシー・クラーク氏によれば、『万物絵本大全』のための版下絵103点の再発見が重要視されるのは、何よりも「古代インドや中国の歴史を探求し、伝統的な絵入百科事典の慣例的な主題の領域を越えようとする、絵師の大望をも物語っているから」だそうです。

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